はじめに
こんにちは!
小学校に入ったぐらいから、人間は歯の生え変わりが起こるということはご存じでしょう。ですが、実際どのような機能面の違いがあるのかということを理解している方は少ないのではないでしょうか。
というわけで、今日は大人の歯と子供の歯の違いを見ていきましょう。
大人の歯と子供の歯の違い
では早速見ていきましょう!
大人の歯も子供の歯も種類がありますので、細かな違いはありますが、大きく見ると以下の点が異なります。
- 大きさ
- 色
- 硬さ
- 根っこの長さ
- 根っこの形状
全部やないかい!という声が聞こえてきそうですが(笑)。
一つ一つ見ていきましょう!
- 大きさ
これは当然異なりますね。
歯というのは、基本的には骨の大きさに合ったものが生えてきます。大人の歯は大人の骨格に合った大きさに、子供の歯は子供の骨格に合った大きさに合ったものが生えてきますので、大人の歯は子供の歯に比べて大きいです。
ここで豆知識。
基本的には大人の歯は子供の歯より大きいですが、前から4番目の下の子供の歯だけは、後から生えてくる大人の歯より大きいです。つまり、生え変わると少しスペースにゆとりができるということですね。
子供の歯並びから生え変わった後の大人の歯並びを予測するときに、ポイントになります。
- 色
色も異なります。
個人差はありますが、子供の歯の方が白く見えます。歯の厚みそのものが子供の歯の方が薄いため、透明度が高いのかもしれませんね。
個人的には、小学校低学年の前歯の生え変わりが盛んなお子さんを拝見するとき、どれが子供の歯かをみるときの一つの参考にしています。
- 硬さ
硬さも異なります。
子供の歯の方が軟らかく、すり減りやすくなっています。
ですので、歯ぎしりの癖があるお子さんは、歯が真っ平になっていることがあります。あまりよい兆候ではないですが、子供のうちに歯ぎしりをどうにかすることは難しいため、そのままにすることが多いですね。
- 根っこの長さ
骨に埋まっている根っこの長さも異なります。
当然大人の歯の根っこの方が長いです。
子供の歯は子供の骨格になじむよう根の長さが短くなっています。また、子供の歯は生え変わる前提で存在しているため、大人の歯が生えてきやすいように根が短くなっているという側面もあります。
- 根っこの形状
これは主に奥歯に関することですが、大人の歯の奥歯は根っこが閉じているのに対し、子供の歯は開いています。これも、生え変わりのジャマをしないための形状と考えられています。
根っこの中に関しても違いがあります。
子供の歯は大人の歯と比較して、歯の内部の空間が広いです。子供の歯の厚みが薄いことを考えると、正確には歯の内部の空間の比率が広いということになるでしょうか。
歯の大きさに対して、内部の空間が広いということですね。
逆に言うと、むし歯になると簡単に神経に到達してしまうということになります。
仕上げ磨きや定期検診といったケアが欠かせませんね。
歯の内部の空間のお話については、こちらを参考にしてください!↓
おわりに
ということで大人の歯と子供の歯の違いを説明していきました。参考になりましたでしょうか?
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
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