歯を白くしたい、、、どうすればいい??

歯医者に関する知識

はじめに

こんにちは!今日は歯の見た目のお話をしようと思います。

芸能人が笑うのを見て、歯が白くてうらやましいと思ったことはありませんか?自分はあります!(笑)
自分の歯の色合いなどは、一度気になるとずっと気になり続けてしまうものですよね。ですので、今回は歯の色について、そして白くする方法についてお話していこうと思います!

歯の変色の原因

まず、歯の色が変わる、白くなくなる原因について説明します。

以下が考えられる原因たちです。歯の色に関しては、歯が生えてきた時から色が違っていたのか、それとも生活していく上で変わっていったのかで大きく原因が分かれます。

歯が生えてきた時から白くなかった場合

  • 生まれつき
  • 薬剤の影響

生活していく上で色が変わった場合

  • 嗜好品
  • 外傷の既往がある
  • むし歯治療の材料の変化

1つ1つ見ていきましょう!

歯が生えてきたときから白くなかったという場合、まだ歯が外的要因にさらされる前から色が変わっていたということになりますから、体質などの内因性の問題があったと考えられます。

  • 生まれつき

これを言っては元も子もないだろうという気もしますが、生まれつき歯が白くないという人は一定数います。また、歯が白い白くないという判断も個人によって違いますから難しい所ですね。

ただ、あきらかに茶色い歯があるぞという場合はエナメル質形成不全という疾患である場合があります。これは、歯が形成されるときにエラーがあり、歯の表面を覆うエナメル質がうまく形成されないというものです。エナメル質形成不全がある歯では、その下層の象牙質の色合いが強く反映されることになり、やや茶色がかって見えます。

このエナメル質形成不全は歯全体に起こることは少ないため、「昔から一本だけ茶色い歯があるぞ?」という場合は疑ってもいいかもしれません。ただ、それによって明確に機能に問題が生じるというわけではないため、そこまで心配しなくても大丈夫です。
他の歯に比べるとややむし歯になりやすい傾向があるため、念入りなブラッシングを行いましょう。フッ素も有効ですね!

出典:httpsantenna.empower-column01.comwp-contentuploads201806cross-sectional-view-of-tooth-1024×849.jpg
  • 薬剤の影響

これはかなり稀ですが、妊娠中の一定の時期に特定のお薬を妊婦さんが服用した場合、お子さんの歯の色に影響がでることがあります。

歯に全体的に縞模様が生まれつきあるという方は、薬剤の影響を疑ってもよいかもしれません。これも先ほどと同じく、機能面では大きな問題はありません。

続いて、生活していく上で歯の色が変わってきた場合です。これはほとんど外的要因によると考えてよいかと思われます。

  • 嗜好品

圧倒的に多いのはこれですね。色の付きやすい食べ物、飲み物が好きだったり、喫煙する方は歯の色は茶色っぽくなりやすいです。

歯の色が全体的に茶色い方、特に前歯など食べ物によくさらされる場所の変色が気になる場合は、このパターンを疑ってよいでしょう。

  • 外傷の既往がある

過去に歯をぶつけて折ったことがある、折れはしなかったけど経過観察をしていたという方は、その歯が変色を起こすことがあります。

見分け方は、その歯単体が変色してしまっているということ、その歯をぶつけたことがあるというところですね。

  • むし歯治療の材料の変化

過去にむし歯治療をしたことがある方の場合ですと、その材料が劣化することで変色することもあります。材料はプラスチック製なので、唾液を吸ったり食べ物にさらされたりして色が変わってしまうのですね。

1本の歯の中で色が白い部分とそうでない部分が混在していて、むし歯治療をした覚えがある方は疑ってもよいかもしれません!

それから、歯の中で黒い部分があるときは、シンプルにむし歯があるという可能性もありますね!

歯を白くする方法

ではここまで歯が変色する原因をお伝えしたところで、歯を白くする方法を説明していきます!

それぞれの方法に対して、歯の変色の原因の5項目のうちどれが適応になるかというのも併せて記載したので、参考にしてください!

  • ホワイトニング

まず皆さんが一番に思い浮かぶであろう方法が、ホワイトニングですね!
薬剤で歯を漂白していくという仕組みになり、個人差はありますが効く人にはとても良く効きます。ただ自費診療になりますので、金額はかかってしまうかもしれません。

適応:薬剤の影響、嗜好品、外傷の既往がある

  • 定期検診のクリーニング

意外と見落としがちなこれです。衛生士さんにきっちりクリーニングをしてもらうだけで汚れが落ち、歯が白くなるというのはよくあります。事前に衛生士さんに「ここが茶色いのが気になるので磨いてもらえますか」と伝えてみるとより効果が出やすいかもしれません!

適応:嗜好品

  • セラミック治療

セラミック治療を行えば、どんなケースでもほぼ間違いなく白くすることができますし、汚れもつきにくくなります。ただ、自分の歯をある程度削る必要があるというデメリットがあります。費用も高額になりますね。

適応:5項目すべて

  • むし歯治療の再治療

むし歯治療部分が劣化してしまった場合は、そこの部分を再治療して新しい材料を詰め直すというのも一つの方法ですね。費用も安く済みます。ただし、また劣化してきてしまうでしょうから、再治療を繰り返す必要があります。

適応:むし歯治療の材料の劣化

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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OWNER:MAKOTO

東京医科歯科大学卒 現役歯科医師

音楽とか服あつめが好きです

詳しくは、プロフィールページをご覧ください。

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